logo
  • トップページ
  •   VISION
  •   診療について
  •   ご挨拶
  •   クリニック情報
  •   DMH TIMES
  • 法人概要
  • 採用一覧
  • お問い合わせ
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約
  • コンテンツ制作・編集ポリシー
  • SDGsについて
  • 特定商取引法に基づく表記
    • お問い合わせ
    • 採用一覧
    • TOP
    • 新着記事一覧
    • ダポキセチンの効果とは?飲み方・副作用・早漏への作用を医師が解説
    2026.09.30    

    ダポキセチンの効果とは?飲み方・副作用・早漏への作用を医師が解説

    kv

    性行為のたびに射精の早さが気になり、パートナーとの関係や自信に影響して悩んでいる方は少なくありません。そうした早漏の対策を調べるなかで、ダポキセチンという薬にたどり着く方もいるのではないでしょうか。

    ダポキセチンは、射精をコントロールしにくい「早漏」の改善を目的に開発された、飲むタイプの治療薬です。世界で初めての経口早漏治療薬「プリリジー」の有効成分として知られていますが、日本では承認されていない未承認薬であり、医師の診察のもとで使用される薬です。とはいえ、「本当に効果があるのか」「副作用は大丈夫だろうか」「どう飲めばよいのか」と、気になる点も多いのではないでしょうか。

    本記事では、ダポキセチンの効果や作用の仕組み、飲み方、副作用、そして他の早漏治療法との違いまでを、医師監修のもとでわかりやすく解説します。使用を検討する際の判断材料として、また医師に相談する前の予備知識として役立てていただければ幸いです。

    ※本記事に関するご注意(免責事項・未承認薬について)

    本記事で解説しているダポキセチン(主な先発品名:プリリジー)は、欧米等では承認されているものの、日本国内では医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を得ていない「未承認医薬品」です 。国内においては、医師が個人輸入等によって調達したものを自由診療(保険適用外)にて処方しています 。

    実際の服用にあたっては、必ず医師の診察を受け、その指示に従ってください 。なお、万が一重篤な副作用が生じた場合であっても、国内の承認医薬品に適用される「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となりますので、そのリスクを正しく理解した上でご相談ください 。


    ダポキセチンとは:効果・特徴

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、早漏の改善を目的に開発された、世界で初めての経口(飲むタイプ)の早漏治療薬です。もともとは抗うつ薬として研究されていた成分ですが、射精を遅らせる作用が確認されたことから、早漏治療薬として実用化されました。薬の分類としては、短時間だけ作用するタイプのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に位置づけられます。

    ダポキセチンは、2009年に製薬会社ヤンセンが開発した早漏治療薬「プリリジー」の有効成分として知られ、現在は世界60か国以上で使用されています。日本では未承認の薬であり、国内では正式に承認・販売されていません。そのため日本で使用する場合は、医師の診察を受けたうえで、自由診療(保険適用外)として処方を受けることになります。

    ダポキセチンの大きな特徴は、毎日飲み続ける薬ではなく、必要なときにその都度服用する「頓服(とんぷく)」タイプである点です 。短時間作用型の性質を持ち、性行為の前に合わせて服用することで射精までの時間を延ばす効果が期待されます。

    なお、ダポキセチンを有効成分とする薬には、先発薬であるプリリジーのほか、ポゼットなどのジェネリック医薬品もあります。いずれも日本では未承認である点に変わりはありません。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンの効果と作用の仕組み

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンがどのように早漏を改善するのか、その仕組みと、実際に報告されている効果を整理します。


    射精を遅らせる仕組み(SSRI)

    射精は、脳や脊髄を介した神経の反射によって起こります。この射精のタイミングをコントロールするうえで重要な役割を果たしているのが、セロトニンという神経伝達物質です。一般に、脳内のセロトニンの働きが高まると、射精までの時間が延びやすくなると考えられています。

    ダポキセチンは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一種で、神経の間で放出されたセロトニンが再び取り込まれるのを抑える働きがあります。その結果、セロトニンが作用する時間が長くなり、射精の反射が起こりにくくなって、射精までの時間が延びると考えられています。

    一般的なうつ病治療に使われるSSRIが体内に長くとどまるのに対し、ダポキセチンは体内に入ってから比較的早く効果があらわれ、短時間で体から消えていくのが特徴です。この性質から、毎日飲み続けるのではなく、性行為の前に必要なときだけ飲む「頓服」での使用に適しています。


    どのくらい効果があるのか(試験データ)

    ダポキセチンの効果は、海外の臨床試験でも報告されています。2つの二重盲検比較試験を統合した解析では、射精までの時間(腟内射精潜時/IELT)の平均は、服用前がいずれの群も約0.9分でした。12週後(または最終評価時)の平均は、プラセボ群が1.75分、ダポキセチン30mg群が2.78分、60mg群が3.32分と報告されています。参照:PubMed

    ここで注意したいのは、プラセボ(有効成分を含まない薬)でも0.9分から1.75分へと延びている点です。薬そのものの効果を見るには、プラセボとの差で考える必要があります。幾何平均での延長倍率は、30mgが2.5倍、60mgが3.0倍であるのに対し、プラセボは1.6倍と報告されています。数字だけを見ると大きく感じられますが、実際の時間としては数分程度の変化であり、感じ方には個人差があります。参照:PubMed

    ただし、これらは試験での平均的な結果であり、すべての人に同じ効果があるわけではありません。効果の感じ方には個人差があり、まったく効果を感じない場合もあります。また、早漏の原因やタイプによって、ダポキセチンが向いているかどうかも変わります。実際に使用するかどうかは、医師の診察を受けたうえで判断することが大切です。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンが向いている人・服用できない人

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、早漏に悩むすべての方が使えるわけではなく、体質や持病、服用中の薬によっては使用できない場合があります。自分が当てはまるかを確認し、必ず医師に相談したうえで使用してください。


    向いている人

    ダポキセチンは、射精をコントロールしにくく、自分が望むよりも早く射精してしまうことに悩んでいる方に向いています。生まれつき早漏の傾向がある方(原発性)、年齢とともに早漏になった方(後天性)のどちらにも用いられることがあります。とくに、毎日薬を飲むのではなく、性行為の前に必要なときだけ服用したいという方に適したタイプの薬です。基本的には、心臓などに大きな持病のない健康な成人男性が対象となります。


    服用できない人(禁忌)

    次に当てはまる方は、ダポキセチンを服用できません。心不全・不整脈・虚血性心疾患など、重い心臓の病気がある方は使用できません。また、うつ病や躁うつ病のある方、MAO阻害薬(セレギリン、ラサギリンなど)、ほかのSSRI(フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、エスシタロプラムなど)、SNRI(デュロキセチン、ベンラファキシンなど)、三環系抗うつ薬といった抗うつ薬を使用している方も、併用によって重い症状を起こすおそれがあるため使用できません。さらに、中等度以上の肝臓の障害がある方、ダポキセチンの成分に対して過敏症の既往がある方、18歳未満の方も対象外です。また、65歳以上の方については有効性・安全性が確立しておらず、使用は推奨されていません。海外で承認されている対象は18〜64歳の男性に限られています。これらに該当する場合は、自己判断で使用しないでください。


    注意が必要な人

    禁忌に当てはまらなくても、慎重な対応が必要なケースがあります。軽度から中等度の肝臓・腎臓の障害がある方、てんかんの持病がある方、出血しやすい体質の方や血液をサラサラにする薬を使用している方は注意が必要です。また、立ちくらみ(起立性低血圧)を起こしやすい方や、ふだんから飲酒の習慣がある方も、失神などのリスクに注意する必要があります。持病や服用中の薬がある場合は、必ず事前に医師へ伝えましょう。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンの効果が出るまでの時間と持続

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、いつ飲めばよいのか、効果がどのくらい続くのかが気になる方も多いでしょう。ダポキセチンは即効性があり、必要なときにその都度服用する「頓服」タイプの薬です。

    服用すると、早い場合は30分ほどで効果があらわれはじめ、およそ1時間後に効果がピークに達するとされています。作用が続く時間は、個人差はあるものの、おおむね2〜5時間程度と考えられています。この性質から、性行為のおよそ1〜3時間前に服用するのが一般的です。

    また、ダポキセチンは食事の影響を受けにくいとされており、食前・食後のどちらで飲んでも効果に大きな差は出ないと考えられています。そのため、食事のタイミングを気にせず服用できるのも特徴のひとつです。ただし、後述するように、アルコールとの併用は避ける必要があります。

    毎日飲み続けるタイプの薬ではないため、服用は性行為の予定に合わせて、その都度行います。連用して効果を高めるような使い方をするものではなく、決められた間隔(24時間以上)を守って使用することが大切です。効果の感じ方や持続時間には個人差があるため、使い方に迷う場合は医師に相談しましょう。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンの飲み方・服用方法

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、効果を安全に得るために、正しい飲み方と注意点を守ることが大切です。とくに飲み合わせやアルコールには注意が必要です。


    用法・用量

    海外で承認されている用法・用量としては通常30mgから開始し、効果や副作用の様子を見ながら、医師の診察のもとで60mgへ調整されることがあります 。1回の服用は1錠で、コップ1杯以上の水とともに飲みます。自己判断で量を増やすと副作用のリスクが高まるため、必ず医師に指示された量を守ってください。


    飲むタイミングと注意点

    ダポキセチンは、性行為のおよそ1〜3時間前に服用します。服用時に注意したいのが、脱水状態を避けることです。体の水分が不足した状態で飲むと、めまいや失神などが起こりやすくなるとされるため、いつもより多めの水分とともに服用しましょう。また、アルコールと一緒に飲むと、立ちくらみや失神のリスクが高まったり、作用が強く出たりするおそれがあるため、飲酒との併用は避けてください。グレープフルーツ(ジュースを含む)は、薬の血中濃度を上げてしまう可能性があるため、同時にとらないようにしましょう。服用後に立ちくらみを感じた場合は、急に立ち上がらず、安静にすることが大切です。


    服用頻度・飲み忘れについて

    ダポキセチンは、1日に1回までの服用とし、次に飲むまでは必ず24時間以上の間隔をあけてください。効果を高めようとして1日に複数回飲んだり、短い間隔で続けて飲んだりしてはいけません。毎日飲み続ける薬ではないため、性行為の予定に合わせて、その都度服用します。飲み忘れたからといって、まとめて2回分を飲むようなことは避けてください。


    保管方法

    ダポキセチンは、直射日光や高温・多湿を避けて保管してください。誤飲を防ぐため、乳幼児や小児の手の届かないところに置くことも大切です。使用期限にも注意し、古くなった薬は服用しないようにしましょう。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンの副作用と注意点

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは海外で広く使用されている早漏治療薬ですが 、他の医薬品と同様に副作用のリスクが存在します 。安心して使用するために、起こりうる副作用と注意点を知っておきましょう。


    よくある副作用

    比較的多くみられる副作用として、吐き気、頭痛、めまい、下痢、口の渇き、眠気、不眠などがあります。これらの多くは一時的なもので、時間の経過とともにやわらいでいくことが多いとされています。とくに、体が脱水状態のときに服用すると、高熱や嘔吐、下痢などが起こりやすくなるとされるため、十分な水分とともに服用することが大切です。症状がつらい場合や長く続く場合は、医師・薬剤師に相談しましょう。


    重い副作用(失神など)

    頻度は高くないものの、注意すべき副作用として、立ちくらみ(起立性低血圧)や失神があります。とくに服用後に急に立ち上がったときや、アルコールと併用したときに起こりやすいとされています。めまいや気が遠くなる感じがあった場合は、無理に動かず、すぐに横になるなど安静にしてください。また、SSRIという薬の性質上、気分の落ち込みや不安、気分の変化があらわれる可能性もゼロではありません。心身に異変を感じた場合は、服用を中止し、医師に相談してください。


    併用禁忌・併用注意

    ダポキセチンは、ほかの薬との飲み合わせにとくに注意が必要な薬です。MAO阻害薬や、ほかのSSRI・SNRI・三環系抗うつ薬などの抗うつ薬、一部の鎮痛薬、セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)を含むサプリメントなどと併用すると、「セロトニン症候群」と呼ばれる重い症状を起こすおそれがあるため、併用できません。ED治療薬と一緒に使う場合も、立ちくらみが強く出ることがあるため、必ず医師の判断のもとで使用してください。現在服用中の薬やサプリメントがある場合は、必ず医師・薬剤師に伝えましょう。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンを服用する日の過ごし方

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンを処方された場合、服用当日の過ごし方には具体的な注意点があります。とくに失神は、この薬でもっとも注意すべき副作用です。

    ・服用の1〜3時間前から、意識的に水分をとってください。脱水の状態で服用すると、めまいや失神が起こりやすくなります。服用時も、コップ1杯以上の水と一緒に飲みます。
    ・服用日の飲酒は避けてください。ダポキセチンは血中から比較的早く減っていく一方で、完全に体から抜けるまでには時間がかかるため、「数時間経ったから大丈夫」とは考えないでください。
    ・グレープフルーツおよびそのジュースは、薬の血中濃度を上げる可能性があるため、服用の前後は控えてください。
    ・服用後は、車の運転や機械の操作を避けてください。眠気やめまいが出ることがあります。
    ・急に立ち上がる動作も避けてください。座った姿勢や横になった姿勢から立ち上がるときは、ゆっくり動くことを意識します。

    そして、めまい、ふらつき、動悸、冷や汗、耳鳴り、視界が暗くなる感じといった症状があらわれた場合は、失神の前触れの可能性があります。我慢して立っていようとせず、すぐにその場で横になり、頭を低く、脚を高くしてください。この対応を知っているかどうかで、転倒によるけがを防げるかが変わります。

    次に服用するまでは、24時間以上あけてください。効果を高めようとして間隔を詰めることは、副作用のリスクを高めるだけです。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンと他の早漏治療法の違い

    1.タイトル入ります

    早漏の対策はダポキセチンだけではなく、いくつかの方法があります。それぞれ仕組みや向いているタイプが異なるため、違いを知っておくと、自分に合う方法を医師と相談する際の参考になります。


    ED治療薬との違い

    ED治療薬は、本来は勃起を維持しにくいED(勃起不全)の治療に使われる薬ですが、早漏の改善にも役立つ場合があります。とくに、「うまく勃起できるか」という不安が早漏につながっているケースや、射精後に再び勃起しやすくなることで結果的に性行為の時間を延ばせるケースなどです。ただし、ED治療薬は射精そのものを遅らせる薬ではありません。射精のタイミングに直接働きかけるダポキセチンとは作用が異なり、原因によっては両者が併用されることもありますが、その判断は医師が行います。


    局所麻酔薬(スプレー・クリーム)との違い

    局所麻酔薬は、性器に直接塗ったり吹きつけたりして、刺激に対する感覚を一時的に鈍らせることで射精を遅らせる外用タイプの方法です。刺激に敏感なことが原因の早漏に向いているとされます 。ダポキセチンは内服によって神経伝達物質にアプローチするのに対し 、外用薬は塗布した局所の感覚を一時的に変化させるという仕組み(作用機序)の違いがあります 。 なお、パートナーへ薬剤が付着しないよう、使用方法には注意が必要です。


    どの方法が適しているかは、早漏の原因やタイプ、体質によって変わります。自己判断せず、医師に相談しながら自分に合った方法を選ぶことが大切です。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    早漏と日々の生活:セルフケアと生活習慣

    1.タイトル入ります

    薬による対策と並行して、日々の生活のなかでできることもあります。ただし、生活習慣やセルフケアについては、研究の質や量が十分でないものも多く、「これをすれば必ず改善する」と言い切れる方法はほとんどありません。ここでは、どの程度の根拠があるのかも含めて整理します。


    背景に別の病気が隠れていないかの確認

    早漏は単独の悩みとして扱われがちですが、ほかの病気が背景にあるために起きているケースがあります。この場合、その病気を治療することで早漏そのものが改善する可能性があるため、生活習慣の見直しよりも優先して確認する価値があります。

    とくに知られているのが、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)です。ある研究では、甲状腺機能亢進症のある男性の約50%に早漏がみられましたが、治療によって甲状腺ホルモンの値が正常化すると、その割合は約15%まで低下したと報告されています。これは早漏のない一般の男性とほぼ同じ水準です。動悸、汗をかきやすい、体重が減った、手が震える、疲れやすいといった症状に思い当たる場合は、内科での血液検査(甲状腺機能)を検討してみてください。

    また、ED(勃起不全)を合併している場合、国際的な診療指針では、まずEDの治療を優先することが推奨されています。「勃起が持続しないうちに射精してしまう」「萎えるのが不安で急いでしまう」という状態は、早漏の治療をしても解決しないためです。このほか、慢性前立腺炎、糖尿病、うつ・不安障害なども早漏との関連が指摘されています。

    早漏が「以前は問題なかったのに、ある時期から始まった」というタイプ(後天性)の場合、こうした背景疾患が隠れている可能性が相対的に高くなります。まずは内科や泌尿器科で相談することをおすすめします。


    骨盤底筋トレーニング

    骨盤底筋は、射精をこらえる動作に関わる筋肉です。ここを鍛えることで射精のコントロールが改善したという報告があります。ある研究では、生まれつき早漏の傾向がある男性40人に12週間のリハビリテーションを行ったところ、射精までの時間が平均約40秒から約146秒に延び、40人中33人が射精のコントロール感を得たとされています。

    ただし、この結果を読むときには注意したい点が3つあります。

    第一に、この研究で行われたのは自宅での自己流の体操ではなく、医療機関で理学療法士の指導のもと、バイオフィードバック機器や電気刺激を用いて12週間かけて行われた専門的なリハビリテーションです。自宅で行う骨盤底筋体操だけで同じ効果が得られるかは、確かめられていません。

    第二に、同じ研究グループがダポキセチンと骨盤底筋リハビリを直接比較した試験では、ダポキセチンのほうが射精までの時間の延長は大きいという結果でした。骨盤底筋トレーニングは「薬の代わりになる方法」ではなく、「副作用がなく、併用もできる選択肢のひとつ」と捉えるのが実情に近い理解です。

    第三に、これらの研究は参加人数が少なく、方法の質にもばらつきがあることが、複数のレビューで指摘されています。

    そのうえで、骨盤底筋トレーニングには副作用がほとんどなく、費用もかからず、尿もれの予防など他の利点もあります。効果を過度に期待しすぎなければ、取り組む価値のある方法といえます。

    やり方の目安は次のとおりです。排尿を途中で止めるときに使う筋肉、あるいは肛門を締めるときに使う筋肉を意識して、5秒間締めて5秒間ゆるめる、を10回ほど繰り返します。これを1日2〜3セット、数週間から数か月続けます。お尻やお腹、太ももに力が入ってしまう場合は、骨盤底筋以外を使ってしまっている可能性があります。正しい筋肉を使えているか自信がない場合は、医療機関で確認を受けると確実です。


    射精をコントロールする練習(行動療法)

    代表的なものに、射精しそうになったら刺激を止めて落ち着かせ、また再開する「ストップ・スタート法(セマンズ法)」や、射精しそうなときに亀頭の根元を数秒つまむ「スクイーズ法」があります。パートナーの協力を得て、性行為の外でも段階的に練習していく方法です。

    これらの方法は副作用の心配がなく、費用もかかりませんが、効果を検証した研究の質は高くなく、国際的なレビューでも「限定的な効果を示す証拠にとどまる」と評価されています。また、効果が出るまでに継続的な取り組みが必要で、即効性はありません。パートナーの理解と協力も欠かせません。

    一方で、薬と行動療法を組み合わせたほうが、薬だけよりも良い結果だったとする報告もあります。「薬か、練習か」の二者択一ではなく、併用を検討する余地があります。


    生活習慣との関係

    生活習慣と早漏の関係については、期待されているほど強い根拠はない、というのが正直なところです。

    肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病と早漏との関連を指摘する報告はありますが、「痩せたら早漏が改善した」という因果関係を示す質の高い研究は乏しく、現時点では関連が示唆される段階にとどまります。ただし、これらはED(勃起不全)とは明確に関連することがわかっており、EDの合併が早漏に影響しうることを考えれば、体重管理や血糖コントロールに取り組む意味は十分にあります。

    喫煙についても、EDのリスクを高めることは確立していますが、早漏との関連は研究によって結果が一致していません。「たばこをやめれば早漏が治る」とは言えませんが、性機能全般や血管の健康を考えれば、禁煙は依然として推奨されます。

    飲酒については、ダポキセチンとの併用で失神のリスクが高まるため、服用日の飲酒は避ける必要があります。ただし、これは「お酒が早漏の原因だから」ではなく、薬の安全性の問題です。慢性的な大量飲酒は性機能全般に影響しますが、飲酒量と早漏の関係そのものは明確ではありません。

    睡眠不足やストレス、疲労が性機能に影響することは一般的に知られていますが、早漏との関係を数値で示した研究は限られています。心理的な緊張が引き金になるタイプの早漏では、睡眠や休養を整えることが役立つ可能性はあります。


    パートナーとのコミュニケーション

    早漏は、本人が感じる「時間の短さ」以上に、「パートナーを満足させられていないのではないか」という不安が悩みを大きくしていることが少なくありません。実際には、パートナー側が本人ほど問題視していないケースもあります。

    不安が緊張を生み、緊張がさらに射精を早める、という悪循環に陥ることもあるため、可能であればパートナーと率直に話し合うことが、それ自体で状況を変えることがあります。また、行動療法の多くはパートナーの協力を前提としています。話しにくい場合は、まず医療機関で相談し、伝え方を含めて助言を受けるという方法もあります。


    効果が期待しにくい方法・注意したい情報

    インターネット上には、根拠の乏しい対策も数多く紹介されています。判断の参考として、いくつか挙げます。

    包茎の手術によって早漏が改善するという説明を見かけることがありますが、包皮の状態と射精までの時間との関連を示す質の高い研究はなく、むしろ関連を否定する報告のほうが多いのが現状です。早漏の改善を目的とした包茎手術は推奨できません。

    性行為の前にあらかじめ一度射精しておく、感度を下げるために厚手のコンドームを使う、といった方法は広く知られていますが、効果を検証した研究はほとんどありません。害は少ないため試すこと自体は問題ありませんが、確実な方法として期待するのは適切ではありません。とくに事前の射精は、年齢によっては次の勃起が得られにくくなり、かえって不安を強める場合があります。

    また、サプリメントや「早漏改善」をうたう健康食品には、有効性が確認されたものはありません。海外製のものには、医薬品成分が無表示で含まれていた事例も報告されています。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンは市販で買える?入手方法

    1.タイトル入ります

    「ダポキセチンはどこで手に入るのか」が気になる方もいるでしょう。ダポキセチンは日本では未承認の医薬品のため、入手にあたってはとくに注意が必要です。


    市販で買える?個人輸入の注意

    ダポキセチンは、日本では承認されていない医薬品であり、ドラッグストアや薬局で市販されていません。インターネット通販や個人輸入の代行サイトなどで購入できるように見える場合もありますが、これは強くおすすめできません。個人輸入で入手できる薬には、有効成分が含まれていなかったり、量が違っていたりする偽造品が多く出回っているとされ、健康被害のリスクがあります。また、万が一健康被害が起きても、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となります。ダポキセチンは併用してはいけない薬や、失神などの副作用もある薬です。医師の診察を受けずに自己判断で使用するのは危険なため、必ず医療機関を通じて入手しましょう。


    医療機関・オンライン診療での入手

    ダポキセチンを安全に使うには、医療機関を受診し、医師の診察を受けたうえで処方してもらうことが基本です。日本では未承認薬のため保険は適用されず、自由診療(自費)での扱いとなります。ダポキセチンは、ED治療や早漏治療を行っているクリニックなどで処方されることが多く、医師が持病や服用中の薬、体の状態を確認したうえで処方します。近年は、医師が適切と判断すればオンライン診療で相談・処方を受けられるケースも増えており、対面の受診に抵抗がある方にとっては相談しやすい選択肢になります。いずれの場合も、自己判断ではなく、医師の管理のもとで使用することが大切です。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンの服用に注意が必要な人(禁忌・慎重投与)

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、体質や持病、飲み合わせによっては強い健康被害を及ぼす可能性があるため、以下に該当する方は自己判断で服用せず、必ず事前に医師に相談してください 。

    ・心疾患のある方(服用不可): 心不全、不整脈、虚血性心疾患など、重い心臓の病気がある方は服用できません 。
    ・精神疾患・抗うつ薬を服用中の方(服用不可): うつ病や躁うつ病の持病がある方、またはMAO阻害薬や他のSSRIなどの抗うつ薬を使用している方は、重篤な「セロトニン症候群」を引き起こす恐れがあるため併用・服用はできません 。
    ・肝機能障害のある方: 重い肝障害のある方は服用できません(禁忌) 。軽度〜中等度の場合も薬の代謝に影響するため慎重な判断が必要です 。
    ・立ちくらみ・失神の経験がある方: 起立性低血圧(立ちくらみ)を起こしやすい方は、血圧低下による失神のリスクが高まるため、事前の申告が必要です 。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチン・早漏に関するよくある質問

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンを飲めば早漏は必ず治りますか?

    必ず治るとはいえません。ダポキセチンは射精までの時間を延ばす効果が期待される薬ですが、効果には個人差があり、まったく効果を感じない場合もあります。また、早漏の原因やタイプによって向き不向きがあるため、自分に合うかどうかは医師に相談して判断することが大切です。


    早漏は自然に治ることもありますか?

    原因によっては、改善することもあります。たとえば、性経験を重ねることで刺激に慣れ、和らぐケースもあります。一方で、自然には改善しにくい場合や、悩みが続く場合もあります。日常生活やパートナーとの関係に支障を感じる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。


    ダポキセチンはED治療薬と一緒に使えますか?

    医師の診察・判断のもとで併用されることはありますが、自己判断での併用は避けてください 。血管拡張作用を持つお薬と併用する場合、急激な血圧低下や立ちくらみ、失神などのリスクが通常よりも高まる恐れがあります 。 勃起の不安が早漏に関係している場合などに併用が検討されることがあるため、希望する場合は医師に相談しましょう。


    ダポキセチンを飲むとどのくらい射精を遅らせられますか?

    海外の臨床試験では、射精までの時間が服用しない場合と比べておよそ2〜4倍に延びたと報告されています。ただし、これは平均的な結果であり、効果の程度には大きな個人差があります。


    早漏の治療は何科を受診すればよいですか?

    泌尿器科や、ED・早漏治療を専門とするメンズヘルス系のクリニックが選択肢になります。受診に抵抗がある場合は、オンライン診療を行っている医療機関を利用する方法もあります。


    たばこやお酒は早漏に影響しますか?

    喫煙は血流に影響し、ED(勃起不全)や早漏の一因になる可能性が指摘されています。また、飲酒は判断力や射精のコントロールに影響することがあるほか、ダポキセチンとは併用できないため、服用時の飲酒は避ける必要があります。


    プリリジーとダポキセチンは何が違いますか?

    ダポキセチンは有効成分の名前で、プリリジーはその成分を含む先発薬の商品名です。プリリジーのジェネリック医薬品にもダポキセチンが使われています。いずれも日本では未承認である点は共通です。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    早漏とは?4つの原因とタイプ

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンの使用を考えるうえで、まず「早漏とはどのような状態か」「自分の早漏はどのタイプか」を知っておくと、治療法を選ぶ際の参考になります。

    早漏には複数の定義がありますが、一般的には、腟内に挿入する前や挿入から1分以内に射精してしまう、射精を自分で遅らせることがほとんどできない、性行為が苦痛や悩みになっている、といった状態が目安とされています。日本性機能学会の調査では、早漏に悩む男性は日本全体で相当数にのぼると推定されており、決して珍しい悩みではありません。早漏は、主に次の4つのタイプに分けて考えられています。


    心因性早漏

    心因性早漏は、心理的なストレスや緊張によって、短い時間で射精してしまう状態です。過去の失敗体験や、性行為に対する不安、体へのコンプレックス、疲労などが要因になると考えられています。緊張して交感神経が優位な状態にあると射精しやすくなるとされ、「またうまくいかないのでは」という不安がさらに早漏を招く、という悪循環に陥ることもあります。


    過敏性早漏

    過敏性早漏は、性器(とくに亀頭)が刺激に対して過敏に反応し、少しの刺激で射精してしまう状態です。刺激への耐性が弱いほど、短時間で射精しやすくなります。性経験の少ない若い世代にみられることが多いとされますが、経験を重ねることで和らぐこともあります。刺激を抑える局所麻酔薬などが向いているタイプとされます。


    衰弱性早漏

    衰弱性早漏は、加齢などにより、射精や勃起をコントロールする筋肉が衰えることで起こる早漏です。とくに骨盤底にある筋肉が弱まると、射精をこらえる力が低下しやすくなります。高齢の方や、運動習慣が少ない方にみられやすいとされ、骨盤底筋を鍛えるトレーニングが役立つこともあります。


    包茎性早漏

    包茎性早漏は、亀頭が包皮に覆われた状態が続くことで刺激に慣れず、少しの刺激でも射精しやすくなる状態です。ふだん刺激にさらされにくいぶん、敏感なままになりやすいと考えられています。包茎でなくても、包皮が余っていることで同様の状態が生じる場合もあるとされます。

    このように、早漏は原因やタイプによって、向いている対策が異なります。自分のタイプを正確に判断するためにも、気になる場合は医療機関で相談することをおすすめします。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    早漏のセルフチェックと受診の目安

    1.タイトル入ります

    自分が早漏に当てはまるのか、医療機関に相談すべきかどうか迷う方も多いでしょう。ここでは、早漏の可能性を確認するための目安を紹介します。あくまでセルフチェックであり、診断ではありませんが、当てはまる項目が多い場合は、一度医療機関に相談する目安になります。

    ・性行為のたびに、挿入前または挿入してから1分ほどで射精してしまう
    ・自分の意図したタイミングまで射精を遅らせることが、ほとんどできない
    ・射精のタイミングを自分でコントロールできていないと感じる
    ・早く射精してしまうことが、強いストレスや悩みになっている
    ・早漏への不安から、性行為そのものを避けたくなることがある
    ・早漏が原因で、パートナーとの関係や自信に影響が出ている

    これらの項目に多く当てはまる場合や、悩みが続いて日常生活・パートナーとの関係に支障が出ている場合は、早漏の可能性があります。早漏は、原因やタイプによって適した対策が異なり、なかには別の病気が背景にあることもあります。

    「恥ずかしい」と感じて受診をためらう方も少なくありませんが、早漏は医療機関で相談できる一般的な悩みです。一人で抱え込まず、泌尿器科やED・早漏治療を行うクリニック、オンライン診療などを活用して、専門家に相談することを検討してみましょう。自分のタイプを正しく把握することが、適切な対策への第一歩になります。

    DMMオンラインクリニックのHPを見る
    (診察料0円・24時間365日対応)

    ダポキセチンを正しく理解して早漏の悩みと向き合おう

    1.タイトル入ります

    ダポキセチンは、射精までの時間を延ばすことを目的に開発された、世界初の経口早漏治療薬です。短時間作用型のSSRIで、性行為の前に必要なときだけ飲む頓服タイプの薬として用いられます。一定の効果が報告されている一方で、効果の感じ方には個人差があり、すべての人に効くわけではありません。また、日本では未承認の薬であり、使用する場合は自由診療として医師の管理のもとで行う必要があります。

    服用にあたっては、アルコールやグレープフルーツとの併用を避けること、24時間以上の間隔を守ること、失神などの副作用やセロトニン症候群を招く併用禁忌があることなど、注意すべき点が少なくありません。早漏の対策には、ED治療薬や局所麻酔薬、行動療法・生活習慣の見直しなど、ダポキセチン以外の選択肢もあり、原因やタイプによって適した方法は異なります。

    ダポキセチンは市販されておらず、個人輸入には偽造品などのリスクがあるため、必ず医療機関を通じて入手することが大切です。早漏は恥ずかしいことではなく、医療機関で相談できる一般的な悩みです。一人で抱え込まず、医師に相談して、自分に合った対策を選んでいきましょう。


    参照リンク
    ・欧州医薬品庁(EMA)|Priligy - referral(ダポキセチン審査情報)
    https://www.ema.europa.eu/en/medicines/human/referrals/priligy
    ・欧州医薬品庁(EMA)|Priligy 審査評価報告書(PDF)
    https://www.ema.europa.eu/en/documents/referral/priligy-article-29-referral-assessment-report_en.pdf
    ・メナリニ・アジアパシフィック社(Menarini APAC)|Men's Health(Priligy製品情報)
    https://www.menariniapac.com/en/key-business-areas/pharmaceuticals/men-s-health.html
    ・厚生労働省|医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(個人輸入の注意喚起)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
    ・厚生労働省|個人輸入において注意すべき医薬品等について
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
    ・一般社団法人 日本性機能学会|公式ウェブサイト
    https://www.jssm.info/

    この記事をシェアする

    • X
      ツイート
    • Facebook
      シェア
    • はてブ
      はてブ
    • LINE
      LINE
    • Pocket
      Pocket
    トップへ戻る
    logo

    〒105-0003
    東京都港区西新橋2-8-6
    住友不動産日比谷ビル 4階

    • VISION
    • 診療について
    • ご挨拶
    • クリニック情報
    • DMH TIMES
    • 法人概要
    • 採用一覧
    • お問い合わせ
    • プライバシーポリシー
    • 利用規約
    • コンテンツ制作・編集ポリシー
    • SDGsについて
    • 特定商取引法に基づく表記

    ©医療法人社団DMH